海外FXの金融ライセンスとは？調べる方法をまとめました。

海外FXの金融ライセンスとは？

金融ライセンスとは、投資会社がFXなどの金融業務を行うために必要な許可です。

そもそもFX業界には、業界全体を規定する国際的なルールや協定がありません。そのため、各国の金融庁が金融ライセンスを発行することで、その国や地域で営業するFX業者を規制しています。

また、金融ライセンスを取得することは、FX業者にとって、自社の事業の安全性を客観的に証明する有効な手段でもあります。

というのも、金融ライセンスは、業者の経営状態からトレーダーに対する保護体制に至るまで、厳しい審査が行われるからです。この審査に合格しなければ、FX業者は金融ライセンスを取得できません。

したがって、金融免許は海外FXの安全性を証明するものなのです。

ここでは、海外FX業者が保有する金融ライセンスを発行元（規制当局）の公式サイトで確認する方法を説明します。

2023年時点で、過去にマイナーな業者による規制当局名の悪用や、偽造ライセンスの掲示などの事例がありました。

正確な情報を得るためには、自ら発行機関に確認する必要がある。ここでは、XMTrading（XM）が保有する金融ライセンスを例に説明します。

まず、海外FX会社の公式サイトで3つの情報を確認します。

公式サイトの一番下までスクロールすると、3つの情報が記載されています。

海外FX業者の公式サイトでは、ライセンス調査に必要な情報がページ下部に記載されています。

XMは「Tradexfin Limited」と「Fintrade Limited」が共同で運営しています。それぞれの監督官庁は、前者がセーシェル金融サービス機構（FSA）、後者がモーリシャス金融サービス委員会（FSC）です。

今回は、金融ライセンスの検索ページを提供しているFSCでの手続きについて説明します。

FSCのライセンス検索ページにアクセスし、Name欄にXMの運営会社であるFintrade Limitedと入力すると、検索結果に登録情報が表示されます。

FSCのライセンス検索ページで、外国FX会社名（XMTrading）や登録番号を入力しても、登録情報が表示されません。他の発行会社も同様かもしれませんが、事業会社名を入力すると表示されることが多いようです。

金融商品取引業の登録番号から、発行者の公式サイトを調べることで、その海外FX業者に関する事実と事実でない情報を得ることができます。

海外FX金融ライセンスに関するよくある質問と回答をまとめましたので、ご参照ください。

日本向けの海外FX業者に限定するのであれば、まずは6種類の金融ライセンスを押さえておきましょう。発行国はモーリシャス、セイシェル、バヌアツ、ベリーズ、ケイマン諸島、英領バージン諸島です。

金融庁に登録されている海外FX業者はありません。ここでいう海外FX業者とは、日本居住者へのサービス提供が禁止されていない国・地域でライセンスを取得して営業している業者です。

無登録業者の利用は違法ではありません。金融庁が警告しているのは、日本居住者に対して勧誘を行う外国FX業者のみです。

外国FX業者が日本で金融免許を取得しない理由は、日本の法律（金融商品取引法）がハイレバレッジやゼロカットを禁止しているからです。また、不当景品類及び不当表示防止法の規制により、高額ボーナスの上限額が制限されています。

モーリシャスの金融ライセンスとは、モーリシャスで金融ビジネスを行うために必要な許可証で、モーリシャス金融サービス委員会（FSC Mauritius）が発行します。

セーシェルの金融ライセンスとは、セーシェルで金融ビジネスを行うために必要な許可証で、セーシェル金融サービス庁（FSA Seychelles）によって発行されます。

ベリーズ金融ライセンスは、ベリーズで金融ビジネスを行うために必要な許可であり、ベリーズ国際金融サービス委員会（FSC Belize）によって発行されます。

いいえ、GemForex（現Galaxy DAO）は金融ライセンスを持っておらず、SVGFSA（セントビンセントおよびグレナディーン諸島金融サービス庁）から取得した国際事業会社としてのライセンスの下で運営されていました。